お散歩に出かける機会が多かった４，５月。

心地良い『風』が子どもたちの遊び道具になってくれていました。

ハサミが大好きで自分で切って作った「くるくるへびさん」をお散歩に連れてきて風で回るのを楽しんでいる子。スズランテープを割いて投げてみる子。ストローと画用紙で作った簡単な飛行機を持ってきて実際に外で飛ばして楽しむ子。

ビニール袋や大きな布を凧のようにして走ってみる子。大きな布をパラバルーンのようにして風を楽しむ子。鯉のぼりに付けた風車を実際にお散歩に持って行って回るのを楽しむ子。

思い思いに風を感じて楽しんでいました。

また、『黒い袋に冷たい風を入れ、外の空気に温められると浮くらしい…』と本で情報を得たひまわりさんは「空飛ぶクジラを作りたい！」と意気込んでいました。

思うように飛ばないクジラを前に、悩みながら本を見返してみたり「暗いところなら冷たいんじゃない？」と日陰に行って冷たい風を集めたり、逆に「熱くなるまで置いておく？」と空気を入れた黒い袋を外にしばらく出しておいたり…

なかなかクジラは飛びませんでしたが、どうしてだろうと考え、色々と試してみる時間が宝物でした。

お楽しみ会でも「良いものさがし」の項目の一つに『風』があり、この春たくさん戯れた経験を存分に出し切りました。

また、室内や園庭でも『風』を見つけたら（感じたら）すぐに知らせに来てくれる子ども達です。

目には見えないけど、間接的に見る・感じることが出来る『風』。

見えない『風』を一生懸命表現してくれる子ども達は、ワクワク！活き活き！キラキラ！しています。

『風』以外でも私たちの周りにある『目には見えない不思議なもの』にたくさん触れ、心を動かしてくれるような保育を心がけていきたいと思います。